本日は開館しております(10:00-20:00)
© Fontana Film GmbH, 2012

創造と神秘のサグラダ・ファミリア

1F ホール

2016.12.1312.24

  • 公式ホームページ → http://www.uplink.co.jp/sagrada/

  • お問い合せ:アップリンク tel:03-6821-6821
  • 上映期間:2016年12月13日(火)~12月24日(土)
  • 休映日:12月18日(日)、19日(月)、21日(水)、23日(金)
  • 上映時間:15:20
  • 料 金:一律1,000円

※各回定員入替制・当日座席指定制です。日時指定(予約制)ではありません。
※前売特別鑑賞券をお持ちの方も、ご来場当日に必ず受付していただく必要がございます。
※午前10:00より開館し、開館と同時に受付を開始します。
※満席となった場合は前売特別鑑賞券をお持ちでもご入場できません。ご了承ください。


© Fontana Film GmbH, 2012


かつて、完成までに300年かかると言われていた、アントニ・ガウディ世紀の一大プロジェクト「サグラダ・ファミリア」は、いかにして2026年完成予定となったのか。
スペイン、バルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、年間3百万人を超える世界中からの観光客を魅了するバルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア。
カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが構想し、1882年の着工から133年経った現在に至るまでいまだ完成していない建築プロジェクトを、スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビューによって解明するドキュメンタリー。


アントニ・ガウディ 「神は急いでおられない。焦らなくていい」
1852年生まれ。1926年没(享年73歳)。サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラをはじめとした作品は、アントニ・ガウディの作品群として1984年ユネスコの世界遺産に登録されている。

スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビュー
1882年に着工されたサグラダ・ファミリアの初代建築家はビリャール・イ・ロサーノで、アントニ・ガウディは1883年に31歳で2代目建築家として就任。1926年のガウディの死後も建築は続けられた。1936年の内戦時には、残されていたガウディの肉筆のスケッチや図面や、彼が作った大きな模型も燃えてしまったが、現在はコンピュータ技術を駆使してガウディの意図した形を創造し建設が続けられている。かつて完成までには300年かかると言われたが、公式発表ではガウディ没後100周年にあたる2026年完成予定。

© Fontana Film GmbH, 2012


外尾悦郎(彫刻家)
かつて私は仏教徒だったが、カトリックに改宗した。なぜなら、ガウディが見たものを見るべきだからだ。ガウディ本人を見つめるのではなくて、彼の視線を追ってみよう。そう切り替えたのが大きな転機になった。ガウディの模型の破片を基に、模型全体を復元した。ガウディの模型やヒントが仕事の助けになる。ガウディがどんな線を思い描き何を求めたのか、私は毎分毎秒問い続けている。

ジョセップ・マリア・スビラックス(彫刻家)
"受難のファサード"を任せたいと言われた時、あまりにも思いがけなくて心から驚いた。ガウディのスタイルを踏襲するのではなく、自分が生きる時代に根ざした表現を求めるために、ガウディから離れて考えることにした。私は無神論者だがキリスト教文化圏にいる。キリスト教のモチーフを彫るのは、普通のことだ。ただしそうした作品は、私の宗教観を表してるわけではない。

マーク・バーリー(建築家)
設計にあたっては、通常建築で使用するCADソフトではなく、飛行機の設計者用に開発されたソフトを使用した。サグラダ・ファミリアの建築においては3Dからイメージを把握することが大切だ。ガウディの作品だが、仕上げはチームが行う。チームとは仲良しクラブではない。みんな貢献したくてここに参加している。そうした作業者や技術者の総合体としてのチームだ。

監督:ステファン・ハウプト
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット、コンチータ&ラモン・スグラニェス
原題:SAGRADA: El misteri de la creació/配給・宣伝:アップリンク
(2012年/スイス/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/94分/16:9/カラー)