本日は開館しております(10:00-20:00)
© 1991Kailidoscope

1991年東京国際映画祭 審査員特別賞・国際批評家連盟賞
1991年ナント三大陸映画祭 監督賞
1991年台湾金馬奨 最優秀作品賞・脚本賞
1991年アジア太平洋映画祭 グランプリ
1992年シンガポール国際映画祭 監督賞
1992年キネマ旬報ベストテン 第2位・外国映画監督賞
2015年釜山国際映画祭「アジア映画ベスト100」第7位

牯嶺街少年殺人事件

4Kレストア・デジタルリマスター版

1F ホール

2018.1.201.28

  • 公式ホームページ → http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/

  • 上映期間:2018年1月20日(土)~1月28日(日)
  • 休映日:1月22日(月)、1月23日(火)
  • 上映時間:11:30/16:00(※1日2回)

■料金
当日券:一般・学生・シニア・中学生以下 1,800円/障がい者手帳をお持ちの方1,100円
各種割引: 以下の方は当日一般料金が割引になります。
○ 当館パスポート会員(会員証提示・同伴者1名まで) 1,500円
○ 当館での展覧会、映画の半券持参者(半券1枚につき一回の割引) 1,500円
○ (公財)東京都歴史文化財団が管理する施設の友の会会員証・年間パスポート提示 1,500円
○ 三越カード・伊勢丹カード、アトレビューSuicaカード会員(会員証提示) 1,500円
○ 当館が発行する映画優待割引引換券(支援会員)持参者 1,500円


© 1991Kailidoscope


伝説の傑作が25年ぶりに4Kレストア・デジタルリマスター、3時間56分版で蘇る。

名匠エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選ばれ、2015年釜山映画祭で発表された「アジア映画ベスト100」の第7位になるなど、映画史上に残る傑作として評価されながらも、日本では初上映以来25年間DVD化もされず、観る機会がほとんどなかった。世界中のクリエイターに影響を与え、上映が渇望されていた伝説の傑作が4Kレストア・デジタルリマスター版で蘇る。光と闇の世界をスクリーンで体感できる時が遂にやってきた。

© 1991Kailidoscope

エルヴィス・プレスリー、西部劇、「戦争と平和」。海外文化に憧れる少年たちはもがきながら、必死に生きていく。自分たちの手で未来は変えられると信じて―。
1960年代初頭の台北。夜間中学に通う小四(シャオスー)は不良グループ〝小公園“に属する王茂(ワンマオ)らとつるんでいた。小四はある日、小明(シャオミン)という少女と知り合い、淡い恋心を抱く。小明は小公園のボス、ハニーの女だった。姿を消していたハニーが突然戻ってきたことでグループ同士の対立は激しさを増し、小四たちを巻き込んでいく。。。
1940年代後半に中国から台湾に移った外省人とその子供たち。中国に戻ることも出来ず、閉塞感に押しつぶされそうになりながら、必死に生き抜いていく。エルヴィス・プレスリー、ジョン・ウェイン主演の西部劇、トルストイの「戦争と平和」。海外の文化に憧れる彼らは、自分たちの手で未来は変えられる、この世界を照らしだすことが出来ると信じて―。
1961年に台北で起きた事件に想を得た本作は、青春期特有のきらめき、残酷さを描くと同時に、一人の少年とその家族、友人達を描くことで、その背景の社会をも透徹した視線で見事に描ききっている。

監督:エドワード・ヤン
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、ワン・チーザン、クー・ユールン、エレイン・ジン
1991年/台湾/3時間56分/PG12
配給:ビターズ・エンド
©1991 Kailidoscope

*上映は、4Kレストア・デジタルリマスターから変換した2K上映となります。