本日は開館しております(10:00-20:00)
Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still. © Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

マシュー・バーニー
最新フィルム作品『リダウト』
ロードショー公開

1F ホール

2020.1.111.19

  • 公式ホームページ → https://www.tomosuzuki.com/redoubt

  • お問い合せ:トモ・スズキ・ジャパン 03-5468-7172  mail@tomosuzuki.com
  • 上映期間:2020年1月11日(土)~1月19日(日)
  • 休映日:1月14日(火)
  • 上映時間:18:30~(1日1回上映)

■料金:1,600円均一
・前売券が完売した場合には、当日券の販売はございません。
・当日券の販売がある場合には、午前10:00より、受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。


米国の美術家、マシュー・バーニー。
伝説的フィルム作品『クレマスター』サイクル全5部作(1994-2002)を始め、ビョークと協働したフィルム『拘束のドローイング9』(2005)など、これまでのフィルム作品を幾度となく上映してきたのが、東京都写真美術館ホールだった。
2019年ハロウィンの夜には、マシュー・バーニーが少年時代を過ごしたアイダホ州のポートレイトという本作『リダウト』を日本初公開。翌日のアンコール上映を含め、チケット完売の満席となった。
そして、2020年新春、満を持してロードショー公開へ!
4Kの映像、7.1chの音響という日本最高レベルの環境でお届けします。

Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still. © Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

舞台は、マシュー・バーニーが育ったアイダホ州。その地は、ロッキー山脈に隔てられた天然の要塞(ようさい)。「要塞」のことを英語で“REDOUBT(リダウト)”という。
物語の下敷きは、ギリシャ神話「ディアナとアクタイオン」である。狩猟の女神、ディアナは、貞節の女神でもあった。森の中で水浴していると、そこに猟師のアクタイオンが迷い込んでくる。恥ずかしさで顔を赤らめるディアナ、その裸体を隠そうとするニンフ(妖精)たち。しかし、ハンターのアクタイオンは女神の裸を見てしまう。
すると、彼の頭から角が生え、鹿の姿に変貌。かつて鹿狩りの名手として、猟犬に鹿を追わせてきたアクタイオンだが、今度は自分が鹿となり、猟犬に追われる立場に…。
そんな神話をそのまま描かず、自作の中に取り込んだ構造なのが『リダウト』だ。劇中、台詞は一切なく、ダンスや身体を用いたコミュニケーションを図るのが見どころ。マシュー・バーニーによる銅板のエッチングに電気めっきを施す過程のドキュメントとも読み取れるか?

『リダウト』
原題:REDOUBT 2018年/アメリカ/カラー/4K DCP/134分03秒/台詞なし
制作・脚本・監督・出演:マシュー・バーニー 音楽:ジョナサン・べプラー
出演:アネット・ワクター(ディアナ)、エレノア・バウアー(コーリング・ヴァージン)、ローラ・ストークス(トラッキング・ヴァージン)ほか

配給:トモ・スズキ・ジャパン
後援:アメリカ大使館
協力:Matthew Barney、Gladstone Gallery New York and Brussels、Angie Naoko