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「写真発祥地の原風景 長崎」


本展をご覧になったお客様から、写真に写っている屋根瓦について、ご質問をいただきました。


(大浦川沿い) 制作者不詳 鶏卵紙に手彩色 明治中期 長崎大学附属図書館(中央図書館)


(ご質問)
出島の写真などの中に、建物の屋根瓦を水色の枠で囲ってあるものがあります。これはどういう意味なのでしょうか?

(答え)
白ないし水色に見える囲いは、大棟(おおむね)、隅棟(すみむね)、軒(のき)を漆喰(しっくい)で固めて、台風などの暴風雨に備えたものだと考えられます。同じ頃の横浜や江戸の写真でも、一部に類似した屋根が見られます。ただ、長崎の写真のほうが目立ちます。


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会期中の第2・第4金曜日、4月29日、5月3日、5月5日の14:00より担当学芸員による展示解説を行います。
展覧会チケット(当日印)をご持参のうえ、2階展示室入口にお集まりください。