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マリオ・ジャコメッリ 《やがて死がやってきてあなたをねらう》
マリオ・ジャコメッリ 《やがて死がやってきてあなたをねらう》1954-1968年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 Courtesy Archivio Mario Giacomelli ©Rita e Simone Giacomelli

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2F 展示室

TOPコレクション メメント・モリと写真

死は何を照らし出すのか

2022.6.179.25

  • 開催期間:2022年6月17日9月25日
  • 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
  • 料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引料金。各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。 ※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)年間パスポートご提示者は無料。

TOPコレクション展は、東京都写真美術館の約36,000点におよぶ収蔵作品のなかから、珠玉の名品を紹介する展覧会です。
本展は「メメント・モリ」をテーマに、人々がどのように死と向き合いながらも、逞しく生きてきたかを約150点の写真作品から探り、困難を伴う時代を前向きに生き抜くための想像力を刺激します。ラテン語で「死を想え」を意味する「メメント・モリ」は、人々の日常がいつも死と隣りあわせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した14~17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播していきます。一方で、写真もまた、死を想起させるメディアであることが数多くの写真論の中で度々言及されてきました。
 本展では、ウジェーヌ・アジェ、W. ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリほか19世紀から現代を代表する写真群から「メメント・モリ」と「写真」の密接な関係性を再考します。

藤原新也 《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》 〈メメント・モリ〉より 1972年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵 ©Shinya Fujiwara
藤原新也 《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》 〈メメント・モリ〉より 1972年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵 ©Shinya Fujiwara

ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より (試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵 ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より (試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵 ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より (試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵
ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より (試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵
左から《金持》、《老人》、《行商人》

ロバート・キャパ《フラーガ ア ラゴン前線、スペイン 1938 年 11 月 7 日》1938 年 ゼラチン・シルバー・プリント
ロバート・キャパ《フラーガアラゴン前線、スペイン 1938年11月7日》1938 年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971 年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Nobuyoshi Araki
荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971 年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 ©Nobuyoshi Araki

出品作家(予定)
ハンス・ホルバイン(子)
マリオ・ジャコメッリ
ロバート・キャパ
澤田教一
セバスチャン・サルガド
ウォーカー・エヴァンズ
W. ユージン・スミス
リー・フリードランダ-
ロバート・フランク
牛腸茂雄
ウィリアム・エグルストン
ダイアン・アーバス
荒木経惟
ウジェーヌ・アジェ
ヨゼフ・スデック
小島一郎
東松照明
藤原新也 ほか

出品作品点数(予定)
149点(写真作品124点、版画作品25点)

展示構成
序章|メメント・モリと「死の舞踏」
第1章|メメント・モリと写真
第2章|メメント・モリと孤独
第3章|メメント・モリと幸福

メメント・モリ[Memento mori] とは?
ラテン語で「死を想え」という意味を持つ「メメント・モリ」は、キリスト教世界において、人々の 日常がいつも死と隣り合わせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した中世期に描かれた、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、広く使われるようになります。その背景には、伝染病、戦争、飢餓といった困難の多い時代を生きた人々が、身近にある死への恐れとともに、人間もやがては死すべき運命であることを自覚することによって、生きることに積極的な意味を見いだそうとした様子がうかがえます。

ヨゼフ・スデック《身廊と下側の眺め、聖ヴィート大聖堂の新しい部分の南側》〈聖ヴィトゥス〉より 1928年 ゼラチン・シルバー・プリント
ヨゼフ・スデック《身廊と下側の眺め、聖ヴィート大聖堂の新しい部分の南側》〈聖ヴィトゥス〉より 1928年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

主 催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館



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