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ⒸWan-Jo Wang
『擬音 A FOLEY ARTIST』ⒸWan-Jo Wang

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アジアの神々と匠

1F ホール

2023.4.115.5・祝

  • お問い合せ:太秦株式会社 TEL:03-5367-6073
  • 上映期間:2023年4月11日(火)~5月5日(金・祝)
  • 休映日:2023年4月15日(土)、17日(月)、24日(月)

■上映作品
『擬音 A FOLEY ARTIST』
『台湾、街かどの人形劇』
『鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言』
上映スケジュールはこちらをご覧ください。

■料金
●当日券(座席指定券)
○ 3作品セット券 2,500円 ※発券当日限り有効
○ 一般 1,800円
○ 学生(大学・専門学校生)、高校生 1,500円
○ 中学生以下(3歳以上)、シニア(60歳以上)、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで) 1,200円
※3歳未満のお子様に座席が必要な場合は料金(中学生以下)をいただきます。(保護者のお膝の上でのご鑑賞の場合は無料)

各種割引:以下の方は当日料金が割引になります。(「3作品セット券」は各種割引の対象外)
○ 当館で開催の展覧会、映画の半券提示(半券1枚につき一回の割引) 1,500円
○ 当館年間パスポート提示(同伴者1名まで) 1,500円
○(公財)東京都歴史文化財団が管理する施設の友の会会員証・年間パスポート提示 1,500円
○ MIカード(三越伊勢丹グループのクレジットカード)およびMIカードプラス[但し、MIカード(スタンダード)を除く。]提示 1,500円
○ JRE CARD(クレジットカード)提示 1,500円
○ 夫婦50割引(どちらかが50歳以上でお二人揃ってご購入の場合) 2人で 2,400円
○ 当館が発行する映画優待割引券(支援会員)提示 1,500円
※各種割引をご利用の際は証明書をご提示ください。

・全席指定
・各回定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
・ご鑑賞当日午前10:00より、その日の全ての上映回について受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
・開場は各上映開始時間の10分前を予定しています。


■上映作品
『擬音 A FOLEY ARTIST』
ⒸWan-Jo Wang
ⒸWan-Jo Wang
ⒸWan-Jo Wang
ⒸWan-Jo Wang

世界の「音」を想像する―― 映画に命を吹き込む“音の魔術師”
雑多なモノが溢れるスタジオで、映画の登場人物の動きやシーン、雰囲気を追いながら、想像もつかないような道具と技を駆使してあらゆる生の音を作り出す職人、フォーリーアーティスト。
本作は金馬奨に多数ノミネートされ台湾映画界の生きるレジェンド、フー・ディンイーの40年に及ぶフォーリー人生を記録したドキュメンタリーであり、ひとりのスタッフの目を通して見た台湾映画史である。70本を超えるフーの担当作品への言及を中心に、ホウ・シャオシェン、ワン・トン、エドワード・ヤンなど、台湾映画が広く世界に認知された1980年代のニューシネマの登場、そしてそれ以前の台湾映画も垣間見ることができる貴重な記録である。音響制作の老巨匠たち、さらには台湾映画のサウンドトラックを制作する伝説的な人物たちが映画の音を取り巻く環境の変化、未来のフォーリーの存在についても語る。

本作の監督を務めるワン・ワンローは自身のデビュー作、ルオ・フーという詩人を記録したドキュメンタリー映画の制作時に、超現実的な詩の世界を現場音だけで表現するには限界があることを痛感し、本格的に「音」を勉強しようと思ったことが本作制作のきっかけとなった。
映画には目に見えないプロフェッショナルがたくさん存在する。映画界のあらゆる技術的側面がデジタル化される時代が近づく中、効果音だけは決して機械やファイルに置き換えることはできない。フォーリーが仕事ではなく創作であり、生活そのものとして過ごすフーは今も尚、日々新たな音に触れている。

監督:ワン・ワンロー
出演:フー・ディンイー、台湾映画製作者たち

製作総指揮:チェン・ジュアンシン
製作:リー・ジュンリャン
撮影:カン・チャンリー
サウンドデザイン:ツァオ・ユエンフォン
編集:マオ・シャオイー
共同製作:行人股份有限公司
配給:牽猴子整合行銷股份有限公司
協力:国家文化芸術基金会
後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
特別協力:東京国際映画祭
日本語字幕:神部明世
配給・宣伝:太秦

2017年/台湾/カラー/DCP/5.1ch/100分

『擬音 A FOLEY ARTIST』公式HPはこちら→https://foley-artist.jp/


『台湾、街かどの人形劇』
©Backstage Studio Co., Ltd.
©Backstage Studio Co., Ltd.
©Backstage Studio Co., Ltd.
©Backstage Studio Co., Ltd.

人形を直接手で持ったり、指を中に入れたりして操る、台湾の民間芸能のひとつである布袋戯(ほていぎ)。台湾の人間国宝で布袋戯の人形師・陳錫煌(チェン・シーホァン)は、80歳を超えたいまも世界各国で公演し、多くの人々を魅了している。墨を磨る指先、キセルを燻らす恍惚とした人形の表情、ダイナミックで軽やかな大立ち回り、繊細で力強い生命力にあふれた人形たちが、陳錫煌の指先から生み出されていく。
70年代以降、現代風にアレンジされた布袋戯がテレビで人気を博す一方で、伝統的な布袋戯の観客は減少していった。台湾の伝統芸能を継承する為に奔走する陳錫煌の元には、フランス人のルーシーをはじめ多くの弟子が集まっているが、薄れゆく伝承への焦りは日々募る一方だ。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督映画の常連俳優であり、人間国宝であった偉大なる父・李天禄(リ・ティエンルー)の背中を陳錫煌は追いかけ続けてきた。いまも毎朝、父から受け継いだ小さな赤い小箱に話しかける。赤い小箱の中の戯劇の神“田都元帥”。それは父との対話であり、自身の芸との対峙でもあるのだ。陳錫煌の10年に寄り添った記録には、私たちがまだ知らない美しく生命力に溢れた台湾があった。

監修:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
監督:楊力州(ヤン・リージョウ)
出演:陳錫煌(チェン・シーホァン)
プロデュース:朱詩倩(チュー・シーチェン)、田欣樺(テェン・シンホァ)、黃丹琪(ホァン・ダンチー)
演出:朱詩鈺(チュー・シーユー)
発行/制作/配給:後場音像記録工作有限公司
映画配給会社:星泰国際娯楽股份有限公司
特別感謝:中華文化総会
後援:台北経済文化代表処台湾文化センター
協力:大阪アジアン映画祭 日本語字幕:青井哲人+亭菲(フェイ)
提供:太秦・マクザム
配給・宣伝:太秦

2018年/台湾/カラー/DCP/5.1ch/99分


『鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言』
ⓒ『鬼に訊け』製作委員会
ⓒ『鬼に訊け』製作委員会
ⓒ『鬼に訊け』製作委員会
ⓒ『鬼に訊け』製作委員会

木は鉄を凌駕する、現代文化に対する西岡棟梁の静かなる反論。
法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手がけ、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝えた「最後の宮大工」西岡常一。「鬼」と畏れられた西岡は、何を伝え残そうとしたのか。

1990年5月、薬師寺回廊第一期工事。西岡は最晩年にあたるこの時期、癌に冒されながら最後の教えを若者達へ授けていた。「千年の檜には千年のいのちがある」「木は鉄より強し」。速さと量だけを競う、模倣だけの技術とは根本的に異なる日本人のいにしえの叡智、そして明快な指針。千年先へいのちを繋いでゆくという途方もない時間の流れが、所縁ある人々へのインタビューから浮かび上がってゆく。

ナレーター:石橋蓮司 出演:西岡常一・西岡太郎・石井浩司・速水浩・安田暎胤(薬師寺長老)
企画:小林三四郎 プロデューサー:植草信和・朴 炳陽
聞き手:青山茂(帝塚山短大名誉教授)・中山章(建築家)・山崎佑次
音楽:佐原一哉 撮影:多田修平 編集:今岡裕之 録音:平口聡 タイトル:上浦智宏
製作:ⓒ『鬼に訊け』製作委員会 配給:太秦 助成:文化芸術振興費補助金
後援:奈良テレビ放送株式会社 奈良新聞社 協力:彰国社

2011年/日本/HD/カラー/88分

※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。