本日は開館しております(10:00-18:00)


©2021 Blackbox Film & Medienproduktion GMBH

『ゲッベルスと私』『ユダヤ人の私』

『メンゲレと私』

「ホロコースト証言シリーズ」3部作

1F ホール

2023.12.312.15

  • お問い合せ:(作品に関して)株式会社サニーフィルム mail : shogen.series@gmail.com
  • 上映期間:2023年12月3日(日)~12月15日(金)
  • 休映日:2023年12月4日(月)、11日(月)、13日(水)

■上映作品
『メンゲレと私』
『ゲッベルスと私』 ※12月9日(土)、10(日)のみ上映
『ユダヤ人の私』 ※12月9日(土)、10(日)のみ上映

■上映スケジュール
●『メンゲレと私』
・12月3日(日)
11:00(売り切れました)/15:30/19:00
・12月5日(火)~8日(金)、12日(火)、14日(木)、15日(金)
10:30/13:00/15:00/17:00/19:00
・12月9日(土)、10日(日)
10:30/17:10/19:10

●『ゲッベルスと私』
・12月9日(土)、10日(日)
12:30

●『ユダヤ人の私』
・12月9日(土)、10日(日)
14:50

■料金
●前売券 1,500円
【販売窓口】
・東京都写真美術館1階受付
前売券の販売は終了いたしました。
・有隣堂アトレ恵比寿店
前売券の販売は終了いたしました。


●当日券(座席指定券)
○ 一般 1,800円
○ 学生(大学・専門学校生)、高校生 1,500円
○ 中学生以下(3歳以上)、シニア(60歳以上)、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで) 1,200円
※3歳未満のお子様に座席が必要な場合は料金(中学生以下)をいただきます。(保護者のお膝の上でのご鑑賞の場合は無料)

各種割引:以下の方は当日料金が割引になります。
○ 当館で開催の展覧会、映画の半券提示(半券1枚につき一回の割引) 1,500円
○ 当館年間パスポート提示(同伴者1名まで) 1,500円
○(公財)東京都歴史文化財団が管理する施設の友の会会員証・年間パスポート提示 1,500円
○ MIカード(三越伊勢丹グループのクレジットカード)およびMIカードプラス[但し、MIカード(スタンダード)を除く。]提示 1,500円
○ JRE CARD(クレジットカード)提示 1,500円
○ 夫婦50割引(どちらかが50歳以上でお二人揃ってご購入の場合) 2人で 2,400円
○ 当館が発行する映画優待割引券(支援会員)提示 1,500円
※各種割引をご利用の際は証明書をご提示ください。

・全席指定・各回定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
・ご鑑賞当日午前10:00より、その日の全ての上映回について受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
・開場は各上映開始時間の10分前を予定しています。

『メンゲレと私』

私は覚えている 本物の地獄を。

”死の天使”の異名を持つヨーゼフ・メンゲレ医師の寵愛を受けた少年ダニエル・ハノッホ
人体実験、伝染病、カニバリズム―少年は人類史の最暗部を目撃する。


©2021 Blackbox Film & Medienproduktion GMBH

わずか12歳で、アウシュヴィッツ強制収容所に連行されたダニエルが語る、真の地獄とは

リトアニア出身のユダヤ人、ダニエル・ハノッホ(1932年生まれ)は、わずか9歳でカウナス郊外のゲットーに送られ、その後、12歳でアウシュヴィッツ強制収容所に連行された。金髪の美少年だったダニエルは、“死の天使”の異名を持つ、非人道的な人体実験を繰り返した、ヨーゼフ・メンゲレ医師の寵愛を受け特異な収容所生活を送る。しかし、ダニエルが見た真の地獄は終戦末期に連合軍の攻勢から逃れるため強制的に連れていかれた「死の行進」であった。暴力、伝染病、カニバリズム・・・少年は人類史の最暗部を目撃する。

「ホロコースト証言シリーズ」最新作にして最終作

本作は、『ゲッベルスと私』(2018年公開)、『ユダヤ人の私』(2021年公開)に続く「ホロコースト証言シリーズ」最終作。『メンゲレと私』に登場するのは、12歳の時にアウシュヴィッツ強制収容所に連行された少年、ダニエルである。本シリーズは、世界的に戦争体験者がいなくなるなか、人類史上最大の悪であるホロコーストの記憶を、被害者のみならず、加害者、賛同者、反逆者の視点からも捉え、多角的に戦争の真実を記録するプロジェクトである。

チャイルド・サバイバーとしてのダニエル・ハノッホ

現在91歳のダニエルが、アウシュヴィッツ強制収容所に連行されたのは12歳の時だった。当時、ほとんどの子供がアウシュヴィッツ到着後にガス室で殺されたなか、ダニエルはメンゲレの選別を潜り抜け、奇跡的に生き延びた。1945年5月にアメリカ軍によって解放されたダニエルは、兄のウリとイタリアで再会し、兄弟はその後パレスチナに入国した。ホロコーストで犠牲となったユダヤ人の子供たちは約150万人である。そのうち、アウシュヴィッツ強制収容所に連行されたユダヤ人の子供は推定21万6千人で、45年1月にソ連軍が収容所を解放した際、生存していた子供たちは、わずか451人だった。

監督:クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー
製作:ブラックボックスフィルム&メディアプロダクション
後援:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京、イスラエル大使館
配給:サニーフィルム

2023/オーストリア/モノクロ/96分/英語/日本語字幕:吉川美奈子 『ゲッベルスと私』

『ゲッベルスと私』

©2021 Blackbox Film & Medienproduktion GMBH

何も知らなかった。私に罪はない。

若きポムゼルは、第二次世界大戦中、1942 年から終戦までの3年間、ナチスの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書として働き、近代における最も冷酷な戦争犯罪者のそばにいた人物である。本作は彼女が終戦から69 年の沈黙を破って当時を語った貴重なドキュメントである。「ホロコーストについてはなにも知らなかった」と語るポムゼルの30 時間に及ぶ独白インタビューは、20世紀最大の戦争と全体主義の下で抑圧された人々の人生を浮き彫りにする。

監督:クリスティアン・クレーネス、フロリア・ヴァイゲンザマー
製作:ブラックボックス・フィルム&メディアプロダクション
配給:サニーフィルム

2016年/オーストリア/モノクロ/113分/ドイツ語

『ユダヤ人の私』

©2021 Blackbox Film & Medienproduktion GMBH

——私は見た。運命が変わる瞬間を。

ユダヤ人のマルコ・ファインゴルトは1939年に逮捕され、アウシュヴィッツを含む4つの強制収容所に収容される。終戦後は、10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃がし、ナチ・ドイツの罪、そして加担者であった自国オーストリアの責任を、70年以上訴え続けた。本作はマルコの数奇な人生を通じ、反ユダヤ主義がどのように広まりホロコーストに繋がったかを映し出す貴重なドキュメントである。「国家と人は過去の過ちを忘れている」と語るマルコは、過去と地続きにある現在に警鐘を鳴らす。

監督:クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、クリスティアン・ケルマー、ローランド・シュロットホーファー
製作:ブラックボックス・フィルム&メディアプロダクション
配給:サニーフィルム

2019-2021年/オーストリア/モノクロ/114分/ドイツ語

関連イベント

舞台挨拶
2023年12月3日(日) 15:30の回上映後  終了致しました
登壇者(予定):クリスティアン・クレーネス&フロリアン・ヴァイゲンザマー監督、渋谷哲也先生(日本大学 文理学部教授・ドイツ映画研究者)

※ご参加は、当日の上映回の座席指定券をお持ちの方が対象です。
※上映終了後、準備が整い次第、トークイベントを開始いたします。
※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。